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家庭用蓄電システム

家庭用蓄電システムとは

家庭用蓄電システムは、大容量の蓄電池を使って、一般のご家庭で使用する電気を蓄えておく装置です。これまでも工場や商業施設などでは、業務用・産業用として蓄電システムが多数導入されてきましたが、高価でサイズも大型なものがほとんどでした。近年、リチウムイオン電池の技術が進化してきたことにより、小型化、低価格化が進み、一般住宅でも使用可能な性能、大きさの商品が実用化されています。

家庭用蓄電システムの役割は3つ

一般的に、家庭用蓄電システムの役割は、大きく分けて3つあります。

  1. 災害などで停電になった時に電気を供給する。
  2. (電気料金の安い)夜間に電気を蓄えて、(電気料金の高い)昼間に電気を使うことで節約する。
  3. 太陽光発電などで発電した電気を蓄えて、必要な時に電気を供給する。

2011年3月に発生した東日本大震災以降、私たちを取り巻く電力環境は大きく変わり始めています。原子力発電に大きく依存してきた電力供給も揺らぎ始めており、電気料金も値上がり出しています。電気はいつでも必要な量だけ使えることが当たり前、という常識が崩れ始めています。

もちろん「災害などへの備え」ということも必要ですが、今後は「電気を賢く使う」ということが重要になるのではないでしょうか。

一般住宅にも普及し始める

これまで、家庭用の蓄電システムは導入費用が高く、関心はあっても導入するのがなかなか難しいという声がありました。しかし最近では、メーカーの企業努力により販売価格も低下してきたことや、国・自治体などから購入を支援する補助金が交付されることもあって、一般住宅でも徐々に広まってきています。

太陽光発電システムと連携

蓄電システムをより有効活用するには、太陽光発電システムとの連携がおすすめ。

  • 平常時

    太陽光発電システムがあると

    昼間なら、太陽光で発電した電気が利用可能。

    太陽光の電気を利用できるので家計にも環境にも貢献できます。

    蓄電システムがあると

    蓄えた電気をふだん使う電気として利用。

    電気代の節約に、ピーク電力の抑制に、蓄電池の電気を有効活用できます。

    さらに、太陽光発電システムと蓄電システム※1が「連携」していると

    太陽光が発電しない雨の日や夜の日でも蓄電池に蓄えた電気で不足分を補って、買う電気を減らせます!

    太陽光発電でつくった電気を蓄えて、突然曇ってきたときや夜間に使う。自然エネルギーを有効に使い、買う電気を減らせます。※2

    グラフ
  • 停電時

    太陽光発電システムがあると

    昼間なら、太陽光で発電した電気※3が利用可能。

    パワーコンディショナの自立運転コンセントから電気を使えます。

    蓄電システムがあると

    冷蔵庫※4やあかりなど、電気がつかえて安心。

    蓄電池のパワーが大きいほど、より多くの機器が、より長い時間使えます。

    パワーの目安となるのが「蓄電容量」と「自立出力」です。

    さらに、太陽光発電システムと蓄電システム※1が「連携」していると

    昼間は太陽光の電気でまかなえ、しかも蓄電池にもしっかり充電できているので夜の間に電気を使っても、翌日の昼間に太陽光で再び充電。停電が長引いても安心!

    地震、台風、豪雨、豪雪と、自然災害の多い日本。もし停電に見舞われても、電気の蓄えがあれば安心。冷蔵庫※4や照明がふだん通り使え、携帯電話にも充電できます。

    • 夜に停電しても、リビングなどのあかりがつくので安心です。

    • テレビやラジオが使え、ニュースなどで情報を得ることができます。

    • 長引く停電に備え、携帯電話やスマートフォンが充電できます。

    • 冷蔵庫が使える※4ので、食品の保管場所を心配することもありません。

  1. 住宅用創蓄連携システムの場合
  2. 平常時の蓄電池の充放電について :
    • 売電中に蓄電池は放電しません。
    • 蓄電池が放電できる電力量より使用電力量が少ない場合でも、常に0.1kW前後は買電し、不足分を蓄電池からの放電でまかないます。
  3. 停電時に使える電気は、約1,500W。天候などによって発電量が下がると、使える電気が不安定になり、使用できない場合もあります。
  4. 冷蔵庫の中には、電源投入時・モーター始動時に特に大きな電流が流れる機種があります。そのときには、保護機能が働き停止する場合があります。停電時に使用できる冷蔵庫は機種により異なります。機種により複数台接続すると使えない場合があります。

災害時の取扱いご注意

  • 機器の転倒・落下またはその危険性がある場合
  • 外観にへこみなど衝撃を受けた形跡がある場合
  • 水没または水にぬれた形跡がある場合は使用を直ちに中止し、機器本体には絶対に手を触れないようご注意をお願いします。(感電・有害ガスの発生・発熱・発火などの危険があります。)

停電時の使用方法について

リチウムイオン蓄電システムは停電した場合、手動もしくは自動で電源への供給を開始します。

※設定を手動にしている場合は、各機器の取扱説明書記載手順に従って自立運転を開始してください。

※リチウムイオン蓄電盤 壁掛けタイプ 1kWhの場合、手動設定はありません。

手動設定時の自立運転開始方法

自立運転開始後に蓄電システムや、接続される電気機器から発煙、異臭や異音がした場合は、ただちに運転を停止してください。